19日入で東京へ。20日の夕方まで特に約束もなかったので、新宿の HAPON新宿 というシェアオフィスのドロップイン利用をしました。
入り口を入るとタブレットがあり、ドロップインは受付へと案内されました。そして受付に向かうとあと30分ほど不在のようでした。入館証を持って利用し始めておいて下さいということで日本地図の形をした机を陣取りました。他の利用者は5名ほどでした。
しばらくすると受付の人が帰ってこられてドロップインの申込みをしました。ワンドリンク付きで1日2,000円でした。
午後からは利用者も増えてきました。割と電話や打ち合わせをされている人もいてそこの配慮は必要なさそうな雰囲気でした。トイレや自販機に外出するときもみなさん貴重品を持たれるくらいでマシンは放置されていたので、僕もそうしていました。
面白そうな本もあって過ごしやすかったです。
シェアオフィスが30室あってそこの人たちが会議室を使うまでもないような打ち合わせに使われているみたいでした。
今回の東京行きの目的はUverworldの男祭りに参加するためでした。
宇陀市の人口よりも1万人以上多い45,000人。それも男ばっかり。それも20代くらいの若者ばかり。
Uverworldを知ったきっかけは、2017年の同じ頃東京に来ていたときにホテルでつけたテレビでNHKのSONGSの再放送を見たことでした。
実はこの時7,800円の宿泊費のホテルだったのですが、超スイートルームにアップグレードされてドギマギして普段つけないテレビを付けていたのでした。
いかにも東京というホテルの部屋に暑苦しく男性ばっかり取りつかれたように熱狂しているテレビのコントラストがとても印象に残って一度ライブに行ってみようと思いました。
ファンクラブにも入ったものの一度目の申込みは抽選落ちして、行けたのは翌年の2018年7月のなんばHatchでのライブでした。「ああ、あのテレビの時と同じ感じ」とすっかり楽しい気分に酔いしれて、その年の横浜アリーナの男祭りにも行くことになったのでした。
そういう途中参加ファン歴の浅い僕にとってはUverworldは野郎の熱狂するバンドだと勘違いしていたのですが、そうじゃなかったのが分かったのが今回の東京ドームの男祭りでした。
興味のある方はこちらのnoteにその経緯が詳しく女性目線で書いてあります。
ようするに「アニソンバンド」でもなく「中高生に人気のバンド」でもなく「女性ファンしかいないバンド」でもなく、「男が惚れる男バンド」という称号が欲しくてこの東京ドームの男祭りでケリをつけたく開催したということでした。
さっきも書いたみたいに途中参加の僕はとっくに「男が惚れる男バンド」って思っていたのに、本人たちはその確証がなかったということなんですね。
それで、東京ドームに集めた男45,000人。
「こんな素敵な夜はもう二度とないんじゃないかなと思うくらい怖い夜。これからもっと若いやつとか年上だったり、国籍も超えて、いろんな人にUVERworldを愛してもらえるような、いい曲を作っていくよ。俺たちの中での『男祭り』はこれで完結。きっちり締めくくれた」
https://natalie.mu/music/news/360357
ってボーカルのTAKUYA∞さんが最後に締めくくったのですが、「ああ、男とか女とかのこだわりがここでも終わっていくんだな〜」って自分の今感じていることともちょうど重なって、今回この場に居合わせてとても良かったなって思いました。
周りがどう思ってくれていても自分がとことん納得いかないとその先に進めないという気持ちは僕も割とそういうタイプなのでよく分かります。それに共感してこんなにみんなが集まることはすごいなあって思いました。
ただのロックバンドの話と思われるかもしれませんが、ライブのために毎日10キロ走って、タバコもコーヒーも飲まず、お酒も年に数回だけという日本のお坊さんよりもよっぽど修行僧みたいな生活を送ってるTAKUYA∞さんにも惹かれたのだと思います。
たまたまテレビを見て気になったバンドを追っかけはじめて丸2年でしかないですが、みなさんも「なんか気になる」ことにはちょっと自分の常識を取っ払ってハマってみるときっと面白いことがあると思いますよ。
ライブはいつも20代の男性ばかりでアラフィフィの僕はかなり最初は馴染めないのですが、今回はライブTシャツもタオルも持参で参戦して後半くらいには周りのことなんて気にならないくらい楽しんでいる自分がおりました。
Uverworldの曲を聞いたりこうしてライブに通っていると、まだまだ何者にもなれず悶々としてた20代の自分を思い出します。そんなギラギラした気持ちの自分でい続けたいし、まだまだ自分すら想像できない現実に向けて挑戦し続けたいと思っています。